2015年10月11日日曜日

まったく英語ができない私がアメリカへ出張に行くことになったとき

先日、以前いた職場の同僚と食事会をしました。もちろん、あの時はああだったね、こうだったねと、話はつきない中、英語のできない私がアメリカへ出張に行ったときの事が話題になりました。ビジネス英会話とはほどとおく、日常英会話もできない、英検3級というレベルの語学力の私がどうして海外出張をアサインされたのか。正直、行けと言われた私自身が動揺しまくってましたから。当然、周囲の語学の達人たちは面白くないわけで、ただ、私の仕事上、現地に行かねばならないという状況になってしまったのです。会社もアホではないので、語学堪能なコンサルタントを同行につけてくれました。
ほんの1か月でビジネス英会話ができれば誰だって苦労しないわけで、開き直った私は、今の自分にできることをやろうと決心。相手の情報、聞くべきこと、聞いてはいけないこと、調べまくりました。で、英訳した紙は5センチは超えていたと思います。仕事の事はしゃべれるわけはないけど、挨拶とかちょっとしたコミュニケーション位は取りたい。行きの飛行機でも、PCにイヤホン付けて英語漬け、CAさん相手に挨拶の練習。現地では、予想通りコンサルタントさんは本業そっちのけで、私の通訳と化し、毎晩お礼に食事をごちそうしてなんとかご機嫌を保っていただきました。帰りの飛行機ではすべてをレポートに落とし込み、なんとか海外出張クリアと相成りました。苦い思い出どころか、忘れたいくらい恥ずかしい出来事でしたが、語学力の大切さを思い知らされた経験でもありました。同僚たちはこの話を武勇伝ではなく、会社の最大の汚点と言ってちゃかしますが。。。