ビジネス英会話と聞くと、「難しい」という第一印象を持ってしまうのですが、人によっては、ビジネス英会話は簡単だという人も少なくないんですよね。私は、NHKのラジオで「入門ビジネス英語」と「実践ビジネス英語」を、ここ数年聞いているのですが、確かに、ビジネス英会話だからと言って、他の英会話より難しいのかというと、そうでもないように感じることも多いのです。むしろ、ビジネス英語よりも日常英会話の方が難しいと感じることの方が多いのではないかと思うことすらあります。というのも、日常英会話は何が話題になるか分からないからです。
ビジネス英会話というのであれば、ある程度慣れてくれば、登場する単語やフレーズは決まりきったことになってきます。突発的なことにならない限り、だいたいいつも同じようなことを会話するのではないでしょうか。ところが、ビジネスの場面から、同じメンバーで何気ない会話が始まったりすると、何について話をするのか予想がつかないことになりますし、逆に聞いたことのない単語やフレーズが飛び出してくることがあったりするので、緊張して、シドロモドロになることもあるのです。このように考えると、ビジネス英会話が難しいのは、そのビジネスに特化した専門用語だけであって、それ以外のことは定型文というのか、いつも同じようなことをリスニングすることになるし、同じようなことをスピーキングすればいいだけと言うこともできそうです。そうは言っても、ビジネス英会話の場合は、間違いは許されないという点ではプレッシャーもありますけどね。